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2011年09月の記事は以下のとおりです。

明電舎3E試験の結論

おととい書いた、低圧で使用している
明電舎の3Eリレーを試験してきました。

結論として、51の試験器で過電流、欠相の
試験が成功しました。

よくよく明電舎のカタログを見たら、
「欠相要素、過電流要素は当社独自の方式により
三相電源を用意しなくても単相で試験ができます」
と書いてありました。

なので600%時限測定ですが、
3E試験器だとMAX30Aで14ターンを覚悟していたが、
51の試験器のMAX50Aで負荷の電線を抜かずに
1.25mm2の電線を8ターンで
いけました。

ただし、温度が上がりやすいので、温度管理をしつつ
冷ましながらの試験となりました。

いつも思うけど、3Eリレーは微妙な整定ツマミなので、
整定値の動作試験というより整定値に調整する
作業って気がしてます。

低圧3Eリレー試験の準備

今月30日、付き合いのある会社より、3Eリレーの
試験を依頼されました。

話によると、モーターに対して時限整定が大きすぎたため、
先日モーターを焼いてしまったとのこと。

そこで今回は時限整定の見直しを行い、整定後の
試験を行いたいとの事。

今回の試験対象

(電動機)
容量     37kW
定格電圧   400V
定格電流   65.5A

(保護継電器)
型式     NTY-17(明電舎)
定格AT    47AT
電流整定目盛 139%
動作時間   40s → 10s
時間整定目盛 100% → 20%
導体貫通回数 1回

という仕様なのですが、気がかりなことが1つ。

それは、貫通部分に流す試験電流が大きいこと。
電流整定47AT×139%で約65.33A、
リレーの時間特性を図るためには
600%くらいまで測定が必要になり試験器の定格が30Aなので、

65.33A×600%=392A

392A/30A = 13.066回→14回(28.0A)

14回以上カレントコンバータの18mmの穴に
巻く必要があります。

なので、まず既存の電線を抜かないと14ターンは
厳しいかなと。

20160926041548.jpg

それと、14ターン巻くために試験用コードも細いものが
必要だと思い太さ0.75mm2 と1.25mm2 を用意。

電線の許容電流が
KIV 0.75mm2 7A
KIV 1.25mm2 19A

なので、短時間とはいえ30A近くを流して大丈夫か?
ですので実際に試してみました。

20160926041549.jpg

各電線を束にして電流を流し温度の上昇を確認。

気温 24℃

KIV 0.75mm2 試験前22℃ 30A10秒を1回 → 36℃に上昇
                 30A10秒を2回 → 54℃に上昇

KIV 1.25mm2 試験前22℃ 30A10秒を1回 → 33℃に上昇
                 30A10秒を2回 → 40℃に上昇


結果、実際600%にて2秒で動作のはずなので、
0.75mm2でもいけるかなという結果でした。

台風のちから

  • 2011/09/22 13:30
  • カテゴリー:事故

先日の台風15号は大変な雨風となりました。
翌日外回り中にお客様から電話があり、

「木が倒れて電線に乗ってて、金具も曲がっている。
怖いんだけど、なかなか東京電力につながらない」

と連絡があり、現地の確認に行きました。

現地に到着するやびっくり!
東電の高圧送電線の上に大きな杉の木が
乗っています。

20160926041625.jpg

そして、東電柱の送電線を支持しているかなり硬そうな
腕金がひん曲がっています。

20160926041626.jpg

木はとなりの民家のものですが、根本のほうから
折れています。

20160926041627.jpg

こんな状態で停電や断線しなかったんだから
かなり運がいいと思います。

お客様に代わり東電へ通報、10分くらいかけてようやく
電話がつながり報告できましたが、あちこちでトラブルが
あったようで、東電は走り回っていたようでした。

節電のための第一歩

今年は震災、原発問題による電力不足の停電事故を防ぐため、
大口需要家のみならず中小企業や家庭も15%節電目標とし、
各企業が照明の間引き、LED化、
空調の温度を温度設定を28度にあげたりで
節電の協力に積極的でした。

平均気温も昨年よりは低かったせいもあって、
私が契約させていただいている
お客様のほとんどが15%節電目標クリアとなっていました。
しかし、業種によっては節電がむずかしく、9.6%減で
とどまってしまったお客様もありました。

そんなお客様の節電に協力するため、本日電力測定器を
お客様の変電設備に設置させていただきました。
真夏が終わったとはいえまだまだ暑い日が続いているので、
電気を多く使う曜日、時間帯が絞り込めると思います。
次の夏のため、節電の対処方法をご提案していきたいと
思います。

20160926041708.jpg

低圧活線絶縁抵抗測定

毎年とある会社から活線絶縁抵抗測定を
依頼され実施しています。

その会社では毎年の定期検査の作業時間短縮のため
前もって漏電の疑いがある箇所を絞り込んでおき、
定期検査当日に悪いところだけ絶縁探査をしているそうです。

このような依頼がない限り普段使うことはないのですが、
漏電探査の依頼があった場合、通常の漏れ電流での
判断より静電容量分をキャンセルした漏れ電流の測定が
できるのでより確実な探査が行えると思います。

20160926041731.jpg

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