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2014年04月29日の記事は以下のとおりです。

パワコン内蔵OVR(過電圧継電器)の試験前準備実験

パワーコンディショナ(PCS)に内蔵された
系統連系保護装置の試験を実施するために、
あれこれ考えています。

その中でOVR(59 過電圧継電器)ですが、
パワコン定格出力AC420Vの場合、
OVRの整定は480Vとされており
動作時間をとるためには、
480V×120%=576V
は必要です。

うちの試験器
NF回路設計ブロック製 RX4718
では三相平衡での最大出力電圧が
250V×√3=432V
であるため足しません。

ですのであれこれ準備して実験しました。

20160925194111.jpg

使用機材
RX4718
計器用変圧器(440V/110V 2台V結線)
相切替機と3相電圧確認用テスター(COSTOM M-01)
出力電圧測定用テスター(FLUKE 177)

単純に試験器側 3相150V入れてやれば
3相600Vだせると踏んでいたのですが、
測定器の最大出力に引っ掛かり
下記表の数値までしか出力できませんでした。

20160925194112.jpg

そこで、どのみち試験の際は1相だけ
電圧を上げて試験するので、
下記の表通り試したら出力できました。

20160925194113.jpg

というわけで3相過電圧継電器試験は
うちの機材で
やれそうです。

太陽光発電設備パワコン(PCS)の保安規程上の試験について

太陽光発電所の急激な普及がはじまって、
私が契約する需要家様も
間もなく1年が経過します。
1年が経過するということは
年次点検をやる時期となります。

私たちが経済産業省に
提出している保安規程には、
受変電設備の保護継電器の項目として

「保護継電器動作特性試験」

となっており毎回リレー試験を実施しますが、
太陽光発電設備の年次点検試験項目は

「系統連系保護装置試験」

とあり動作特性までは記載していません。

現実問題、パワコンメーカーによっては
メーカー以外試験できないようなものも
あるので基本的に、

①変電設備内地絡過電圧継電器
(64 OVGR)動作にて
解列すること。

②東電側停電で単独運転防止装置にて
停電検出して解列すること。

上記確認試験を実施すれば保安規程を満たすと
判断しています。

でも、やっぱ動作特性試験は技術者として
数年に1度はやっておきたい、
ていうかやってみたいかなと思っています。

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