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2015年12月の記事は以下のとおりです。

制御電源過負荷?

特高需要家のサブ変点検2日目、
各班が点検の〆に元請さんの
作業責任者と一緒に
保護連動試験を実施して
回っていた時のこと。

発電機で所内AC制御電源を
生かして試験するのですが、
1カ所電源をいれた途端
発電機が止まってしまい
試験が出来ないという
騒ぎが起きました。

制御電源負荷の抵抗を
測ってみたら
2Ωしかなかったので
盤の電源渡りを切り離して
行った結果、
遮断器盤が残りました。
20160924065511.jpg
聞くと引き出し型VCBの
カプラー交換工事をしたとのことで
数台を確認し犯人が見つかりました。
20160924065512.jpg
真ん中の白いカプラー、左の2本で
上下逆に入っていたようで
戻して50Ωくらいになり
無事復旧しました。
受電前に発覚して良かったと
胸を撫で下ろしました。

話が飛びますが
後日全く別の現場で
保護連動試験をやるため
PTTにAC電源をいれたところ
PT二次ガラス管ヒューズ5Aが
とびました。

前回の誤配線騒ぎがあったので
負荷抵抗を測ると9Ωで
低い。でも工事等入ってないし
電源渡りをばらしていくと
一カ所だけ低いんではなく
満遍なく負荷抵抗が
分かれていくので仕方なく
ヒューズを交換して再度電源を
入れたら問題なし。
負荷電流1.2A、抵抗は変わらず9Ω。
切れた原因は単なる
ヒューズの劣化かなと。
交流だからテスターで測る
抵抗だけでは
わからないんですね。

円盤に異物?

毎年年末に2日間かけて
特高需要家のサブ変点検を
行っています。
20160924065650.jpg
初日にリレー試験をお願いしていた
1チームから
「OCRが動作しない」
と報告を受け現場確認することに。
20160924065651.jpg
試験機では全く動かず、
指で円盤を動かしてみると
キコキコ音がして硬い。
昨年まで不良指摘がなく
急に回らなくなることなんて
あるのかな?観察したら
円盤と円盤をはさんでいる
磁石の隙間に、
20160924065652.jpg
こんな鉄片が挟まっていました。
これを撤去したらリレーは
問題なく動作するように
なりました。が、ではこの鉄片、
どっからやってきたのか?
もし内部の部品だったら
性能に支障が出るかもと
内部を見回したがわからず、
ほかの人にも
見てもらったりしましたが
欠損してるところは
発見できず謎のパーツということで
かたずけました。

2日目もリレー試験でしたが、
試験中にふと気がつきました。
20160924065653.jpg
リレーの蓋の裏面に、
例の鉄片がガラスを固定している
金具であることを。

鉄片の出どころがわかったので
スッキリ安心しました。

地絡事故後の工事(竣工試験)

前日までに高圧ケーブルの
屋外配管、通線、
キュービクル内の端末と
PAS、LBS交換工事が終わっていて
本日屋外の端末工事が入り、
14:30くらいに終わって
耐圧とSOG試験を実施。

20160924065835.jpg

20160924065836.jpg

東京電力の接続工事予定が
15時だったのでぎりぎりでしたが、
予定通り完了し受電まで完了。

受電後PASを開放し一時解散、
お店が終わる0:00頃再度集合し、
仮設発電機からの送電から
通常受電状態に戻し
すべて完了、ほっとしました。

あとは翌週報告書をまとめて
コンプリート予定です。

高圧ケーブル屋外配管工事

ケーブル地絡事故から
16日がたちましたが
本日工事完了日。

高圧ケーブルは既存の
地中配管は使えないと
前もって踏んでいたので
屋外を這わせての
工事となりました。

20160924082402.jpg

20160924082403.jpg

20160924082404.jpg

20160924082405.jpg

20160924082406.jpg

こんな感じになりました。

地絡ケーブル相別絶縁抵抗測定

  • 2015/12/14 11:00
  • カテゴリー:事故

先日発生しました高圧ケーブル地絡事故の
改修工事が始まりました。

東電VCTとの接続を切り離し
なんとなく相別で
絶縁抵抗測定してみました。

1000Vメガにて
20160924084120.jpg
青相 >4000MΩ

20160924084121.jpg
白相 364MΩ

20160924084122.jpg
赤相 0.04MΩ

ということで赤相が
地絡しているとわかったが、
今回の工事では残念ながら
ケーブルは幻のハンドホールに
阻まれ引き抜けなかったので、
事故点を目視で確認することは
出来ませんでした。

(幻のハンドホール)
キュービクルへのエフレックスの向きと
軽くケーブルが前後に動くことから
ハンドホールはあると確信できるが、
増築された建屋の真下に
なっているようなので
こう言ってみました。

AS開放

  • 2015/12/09 11:00
  • カテゴリー:事故

先日高圧ケーブル地絡が
あった需要家様の
事前工事のため、

ASを開放しました。

20160924084256.jpg

20160924084257.jpg

20160924084258.jpg

20160924084259.jpg

ほんとは東京電力に切ってもらえば
楽だったんだろうが、
まだ申し込み手続きが完了しておらず
また作業予定が遅くなったらいやだと思ったので、
私が直接東電の支社に行って手続きをし
AS鍵を借りてきました。

私は東京電気管理技術者協会の会員なので
AS鍵借用の資格を持っています。
ほかに関東電気保安協会も借用資格は
ありますが、そのほかの保安法人又は
その他機関に所属している
電気管理技術者は手続きできるのだろうか?

漏電リレーの試験

とあるポンプ場の点検にて、
漏電リレーを試験。

20160924084359.jpg

MCCBの後付け漏電遮断器の
ようなリレーでした。

特性はどこの漏電リレーとも同じで
大体整定値の70%程度で動作。

三菱デジタルリレー試験

毎年実施の
とあるポンプ場の試験を実施。

20160924084448.jpg

この系列はだいぶリレーの更新が進んでいて
大体どこも三菱COC1-A01D1なので操作も慣れて
楽ちんに試験できました。

電流Io-電流Icにて検出の地絡方向継電器

今年の鬼怒川氾濫被害にあった
先輩の契約してる需要家様施設にて
年次点検お手伝い。

地絡電流と接地コンデンサに流れる
電流とで位相検出しているDGRの試験を
かなり久しぶりにやりました。

20160924084528.jpg

20160924084529.jpg

20160924084530.jpg

泰和 SGH-AF3

これって抑制電流(Ic)がないと
ただの無方向地絡継電器として
動きます。

取説見て動作範囲確認して
無事試験できました。

Io-Voでも試験できますが、
Io-Icで試験する場合、私の車に
常時車載している双興DGR-1000KDでは
試験できません。

たまにしか試験しない機種だから
じっくり試験させていただきました。

仮設発電機の燃料消費量は

引き込みケーブル地絡のため
商用電源が使えず発電機で
仮設運用しています。

昨晩22時くらいから運転を始めて
本日11時過ぎに燃料を補給。

電灯は50kWの発電機
(タンク容量125ℓ)
で負荷が50~70Aくらいで約60ℓ。

動力は50kWの発電機
(タンク容量400ℓ)
で負荷が40A程度で約40ℓ。

動力用はビックタンク仕様なので
燃料切れの心配は少ないが、
電灯は半日で約半分消費してしまうので
1日2回は給油が必要。
従業員さんの手間が大変。

いまのところポリタンクで軽油を買ってきて
給油ですが、明日から燃料業者に
毎日給油をお願いできることになったので
少しは負担が減るでしょう。

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