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2016年11月の記事は以下のとおりです。

駐車場外灯が点かない

  • 2016/11/30 11:41
  • カテゴリー:事故

昨夜お客様より

駐車場の外灯が

点かないと連絡がありました。

 

ブレーカーが切れてるところは

ないしタイマーいじっても

点かないとのこと。

私は協会地区会兼早めの忘年会に

出ていたので

翌日対応とさせていただき

本日お伺いしました。

20161130114204.17.03.jpg

200v駐車場外灯回路がある

屋外電灯分電盤。

左中辺りにタイマーがあり、

社員さんはこれをいじったけど

点かないって言ってました。

よく観察してみると

タイマーの電源ランプが

点いていません。

タイマーの故障かとも

思いましたが

カチッカチッと

時計の音はしているので

壊れてはなさそうです。

 

 

電源を追ってみたら、

20161130114205.17.18.jpg

主幹漏電遮断器二次側から

ガラス管ヒューズを通じて

タイマー電源がとられています。

ヒューズを確認しようと外そうとしたら、

20161130114206.17.10.jpg

透明なプラスチックの

ヒューズホルダーが砕けました。

劣化してたんですね。

ヒューズはホルダーで外せなくなったので

ペンチにビニルテープを巻いて

ヒューズを外しました。

そしてヒューズは溶断してました。

 

原因はタイマーなのか

ヒューズの劣化なのかは

定かでないです。

 

5Aのヒューズが入っていたのですが

手持ち1Aしかなかったので

入れてみたところ

照明は点灯し

ヒューズも切れませんでした。

 

とりあえずこれで

様子見ということで

お客様に説明し、

一件落着。

 

現地見せてヒューズのことを

説明してしまったので

きっとお客様はまた駐車場照明が

点かない時は

自分でヒューズ交換しようと

するだろうから、

かならずゴム手袋はめて

やってくださいと

お願いし、分電盤にも

書いときました。


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戸上ロードチェッカLC-Bを車載用に導入しました

以前

コンセントの回路探査

で書いたこともありますが、

たまに

特定のコンセントが

どのブレーカーから来てるのか

調査したい時が

あります。

父が戸上ラインチェッカを

持っているので

必要な時に

倉庫から持ち出していましたが

大抵の場合、

事前に依頼を受けて準備していくより

突発的に必要な場面のほうが

ほとんどです。

なので車載用で欲しいなと

前々から考えていて、

買い物したい気分になったので

今回購入しました。

(また車の荷物がふえる・・・

何か使わないものおろさないと)

 

でも同じラインチェッカを購入するのも

面白くないので今回は

戸上

電源側負荷側双方向配線路探査器

ロードチェッカLC-B

という機種にしました。

 

ラインチェッカとほぼ同じ

目的で使え、

なおかつコンセントからブレーカーを

探すだけでなく、

ブレーカーからコンセントを

探せる双方向ってのは

先々使えるかもしれないと

いうのが選定理由です。

 

入荷したので

うちで練習してみました。

20161128111516.29.57.jpg

コンセントに

送信器をセットして分電盤で

回路を探査。
 

動画であるように

ブレーカーモードで

ブレーカー表面探査をすると

隣り合っている複数台が反応してしまうので、

大まかに目星が付いたら

ブレーカーから出てる配線を

1本ずつ電線(低)モードで

探査すれば高確率で

回路を特定できそうです。

 

これからは

車載にするので

いつでも来いという感じなのですが、

準備万端だと

必要な場面に

遭遇しなくなるものですよね。


 


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LBSのセパレーター

年次点検時、

キュービクル内

点検清掃作業時のこと。

20161126193125.56.39.jpg

これは

三菱製LBSです。

鳥獣侵入等による

相間短絡防止用の

セパレーターがついていますが

20161126193126.56.45.jpg

清掃時だけは邪魔なので

外してます。

最近のものは

工具無しで

黒い爪を押せば

外せるので

楽でいいですね。


以前はセパレーターがなくても

地絡や短絡が起こったら

PASやUGSで

すぐ遮断されるので

波及事故になることは

ないかなと軽く思っていました。

 

だがしかし、

遮断出来ずに

UGSもしくはPASが破損して

波及事故になったという

事故例を2件ほど聞いています。


UGSもしくはPASは

SOG保護装置で

事故検出し、

地絡発生時には整定時間で即開放、

短絡発生時には

ストレージオーバーカーレント

(過電流ロック検出)といって

SOGが過電流を感知したら

開閉器の開放をロック、東電側が遮断して

無電圧になってから開放し

1分後に東電側再送されれば

波及事故扱いにならないとなっています。

これは開閉器に短絡電流を

遮断する能力がないためです。

 

ところが

地絡が起きてからすぐ短絡に

なった場合、

 

地絡発生

地絡検知で

UGSもしくはPAS

開放動作開始

地絡後即短絡に変化

開閉器はすでに

開放動作開始していて

短絡電流を切ろうとしてしまい

アークが発生し開閉器焼損

開閉器内部が

地絡もしくは短絡して

電力会社側送電不能で波及事故となる。

 

この話を聞いてから、

DSやLBSにセパレータは

大事だなと感じるようになりました。

ただ、ついてないところに

つけてくださいとお願いするのは

むずかしい・・・

DSやLBSの経年劣化により

不良指摘を出して工事店に

見積もり依頼となったときに

セパレータ付きでと

電気工事店にお願いするしか

ないかなと思います。


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QB内指示計器校正試験

今月の週末は

請負の年次点検ばかり

やっていまして、

本日が最終日。

20161126193121.56.15.jpg

客先仕様により

キャビネットのお客様UGS1次側も

停電させるため、

東京電力による3連モールドディスコン(MDS)

開放作業がありました。

キャビ左側の作業を見るのは

かなり久しぶりでした。

そういえば、

点検時の

東電AS開放は有償化になりましたが、

キャビネット開放は無料のままだと

聞いています。

20161126193122.56.21.jpg

点検内容は、

保護継電器試験、

ハンドホール内部点検、

接地抵抗測定、

高低圧絶縁抵抗測定、

キュービクル内点検清掃。

そして

キュービクル内計器の

簡易ですが校正試験がありました。

20161126193123.56.33.jpg

電流計がデジタルメーターだったので

電流だけでなく

表示用の制御電源も

入れる必要がありました。

20161126193124.56.27.jpg

簡易試験なので

見るのはハーフ流しての

動作確認のみ。

写真は

CT比300/5Aの

電流計で

半分の2.5A流して

ぴったり150Aを確認。

 

こちらの現場は

高圧盤も低圧盤も全面が

開閉できるタイプなので

試験はやりやすく

ありがたかったが、

たいていの低圧盤は

表は開かないので

キュービクル内に入って

数ある計器1台ずつ

試験配線をつないでは

外しての作業になり

出たり入ったりの往復を

しなきゃいけない場合があるので

けっこー手間であまりすきじゃな・・・

文句なんてないですよー。


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三相7線式トランスの電力測定

本日は

都内某医療施設へ

トランス電力測定のため

測定器を仕掛けに行ってきました。

20161121234110.00.18.jpg

灯動共用のものは

ざらにありますが、

三相4線420Vと三相3線210Vの

三相7線式のトランスは

今回初めて

お目にかかりました。

20161121234111.00.39.jpg

双興 パワープリンタ PW-04Kで

2ch測定できるので、

トランス1台に対して

3φ400Vと3φ200Vを測定セット。

盤の外側に測定器を置いて

巡回してる人に

けつまずかれても嫌なので、

盤内に収めようと縦置きで

設置。これで扉が閉まります。

 

2週間後くらいに測定器回収し、

データ取り込んで報告書を作って

報告して完了予定です。


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湿度100%の年次点検

今週も土日は

請負年次点検。

20161119174233.34.50.jpg

久々に雨にあたり、

ブルーシートで雨養生してからの

作業でした。

 

湿度がほぼ100%で

ちょっと年季が入っていることもあり

清掃後の

所内絶縁抵抗は最悪、

最低値で母線が0ではないが

1MΩ未満、

晴天なら不良指摘として

だしますが、

本日は参考値として報告し

復電し異常ないことを確認。

LBSや母線支持碍子、DSやVCBなど

交換推奨時期が来ているので

報告させていただきました。


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バリアリールというもの

2日連続で

某ポンプ場の

点検にて行っています。


よく一部停電などの時、

キュービクル扉に

トラロープや

立入禁止と書かれた

粘着なしのテープで

区画しますが、

20161117151710.jpeg

自動巻取リールでマグネット付き区画テープ。

これはかたずけ楽だし長さ調節も

手軽。アタッチメント使えば

カラーコーンでもつかえるし、

ちょっと欲しいなと思いました。


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復電後の確認

20161118062537.17.31.jpg

某ポンプ場点検にて。

上記の複合型漏電リレー、

写真だと見えにくいですが

復電後なのに電源ランプがついていません。

 

ブレーカー入れ忘れはないし

なにが原因かちょっとした騒ぎになりました。

 

20161118062538.18.05.jpg

そして原因判明。

この漏電リレーと

3Eリレーの電源に

専用の操作用変圧器が

設置されており、

調査の結果

トランス1次側の

エンクロヒューズが

2本切れていました。

(上記写真はトランス2次)

 

予想ですが、

受電時の突入電流に

劣化したヒューズが耐え切れずに

切れたのかな、と思います。

2次側の負荷には異状ないことを

確認しヒューズを予備品に交換し

無事復電できました。

 

復電後には、

各リレーなどの電源ランプの

確認も大事だなと

感じました。


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碍子清掃剤の製造休止

毎度恒例の

ポンプ場点検にて。


元請けさんの

清掃作業用具の中に

碍子清掃剤SC No.1000

を見つけました。

20161117074346.jpeg

私が所属する

東京電気管理技術者協会から

つい最近連絡がきていましたが、

製造メーカーの大都工業にて

工場に不備が

発生したとかで製造休止だそうです。

大都工業のホームページ

しばらくは

問屋等に残ってない限り

購入は難しいかもです。

私は使用してないので

今回は気になりませんが、

愛用してるものが

突然

手に入らなくなるってのは

悔しいですよね。


ーー2016年12月12日ーーーー

製造メーカーより

製造再開の通知が

技術者協会にありました。

短期に解決してよかったですね。

ーーーーーーーーーーーーーーー


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古いZCTから・・・

今月の土日は

請負の年次点検ばかり

やっています。

 

日曜日に点検したお客様ですが、

80年代の設備で

所内GRが設置されているのですが

地中引込キャビネット内の

モールドディスコンがUGSに

変更されており

実質所内GRは保護協調的に

必要なくなっています。

そのため整定値は

上限の0.6Aに

なっていましたが、

それなら電源外すなり

トリップ外しとくなり

しとけば・・・

なんて思いながら

点検を進めました。

 

そしてキュービクル内清掃点検中に

見つけました。

20161114171333.13.33.jpg

所内GRのZCT下部が開いてて

指でつまんでみると

開いたり閉じたりします。

そして接着剤なのか

樹脂の溶けたものなのが

変な液が染み出していました。

GRも古いしZCTもこんなんで

不必要動作で停電でもしたら

嫌ですよねとお客様に説明し、

GRのP1,P2を外して

GRが動かないようロックさせて

もらいました。

ZCTの電線貫通部も白っぽく

なってて怪しく

地絡や短絡でもしたらと思い

指摘事項として報告、

貫通部を通っている電線はKIPで

東電計器用変成器

(VCT、前はMOFと呼んでいた)

を外せば抜けるので、

ZCTを撤去して

クリート支持物で

離隔をとって再固定するよう

提案させていただきました。


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