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2019年10月の記事は以下のとおりです。

山中での耐圧試験

お山の中腹に作られている

新設某施設の

竣工検査に行ってきました。

20191023172549.48.33.jpg

周りの風景を撮るのを忘れていましたが、

将来高圧ケーブルの樹木接触に悩むことに

なるだろう自然あふれる環境で

マムシもよく出るので注意してと

言われつつ試験実施。 

電灯100kVAのみのPF・Sキュービクルと

CVT38sq×85m一括で

実測静電容量55nF≒計算による充電電流予想178mA、

実測充電電流180mAでの試験でした。

20191023172550.48.33-1.jpg

昔にも書いた

キュービクル内の母線種類

所内母線が

KIPではなく

KICだったので

ちょっと皮むき面倒でした。

 

余談ですが、

下記のリンクに張った

tajimaの電工ナイフを

愛用しています。

現場の電気工事士達は

カッターナイフを使う人が

多いみたいですが、

たまにしか使わない

不器用な私では

切れすぎるカッターナイフで

芯線を傷つけたり

刃を折って危ない目に合うのが

オチだろうと思います。

ケーブル等の皮をむくのに

この短い刃で十分なのと、

短いので研ぐ手間が

若干楽かなと思っています。

20190625160105.jpg

新旧メルプロ-DのPC接続での試験比較

毎年実施しています

ポンプ場の保護継電器試験。

台風19号の後なので

中止になったりするかなと

思っていたが

通常通り実施。

20191015121113.jpeg

 受電盤に

過電流継電器と

不足電圧継電器があるんですが、

OCRの方は故障したとのことで

今回から新しくなっていました。

三菱

MELPRO-Dが新旧ついてるので

絶好の機会と思い

パソコン接続ソフトを

じっくり試すことができました。

20191015121114.jpeg

 まずは新型、

COC3-A41D1

こちらは以前にもPC接続で

試験したことがあります。

試験前に整定値を

パソコンに保存して、

試験後の整定値と比較して

一致不一致をソフトが

確認してくれるので

とても安心。

多くの整定項目の

読み上げチェック労力が

減るのもありがたい。

20191015121115.jpeg

 リレー強制制御という項目があり、

保護連動試験の際に

保護要素を選択して

書き込みを押せば

指定保護要素の表示と

接点出力できるのかなと

思っていたら、

このモードは表示のみで

接点は出力出来ませんでした。

ちなみにこのモードは

パソコンソフトでのみ

使用できます。

20191015121116.jpeg

 接点出力しての

試験を行う場合には

DO強制制御というモードで

保護要素が割り振られている

番号にチェックを入れて実行を押す。

こちらは接点出力のみなので

保護要素LEDは点灯しません。

20191015121348.jpeg

 DO強制制御モードは

パソコンからと

ボタン手動操作の両方でできます。

保護連動試験の際に

保護要素表示が出ないので

ちょっと寂しい感じがします。

20191015121117.jpeg

一方こちらは

旧型メルプロD。

パソコン接続コード専用品を

だいぶ前に買って

やっと今回使用しました。

RS-232Cに

シリアルUSBケーブルを

咬ませてパソコンに繋ぎますが

ソフトの通信ポート設定が

com1〜com5までしかないので

パソコン側デバイスマネージャーで

シリアルUSBの設定を

変更する必要がありました。

20191015121118.jpeg

旧型では

整定値のパソコン保存はできるが

保存データと最終継電器状態の

自動比較は出来ないので

新型はやはり優秀。

しかし、強制動作に関しては

保護要素表示と接点出力が

同時に出せるので

旧型の方が

保護連動試験してる

雰囲気は出るかなと。

 

あと、うちでいじることは

まずない部分ですが、

旧型では

プログラマブル接点の

保護要素割り当てが

コード変更でできましたが、

新型は今のところ

いじれないと

メーカーに準ずる人が

言っていました。

20190625160105.jpg

コンセントorトリプルタップ過熱のその後

先月書いた

コンセントかトリプルタップが過熱

の翌月の月次点検。

前回コンセントかトリプルタップの

どちらが過熱原因かわからなかったので

トリプルタップを外して使用して

いただきました。

20191011165818.48.23.jpg

 今回の測定値は30度台になったので

トリプルタップが過熱犯人と決定。

接触が悪くなっていたのか

許容電流が不足したのか。

 

このサーモグラフィーは

なかなか活躍していますが、

とうとう購入サーモグラフィー。

2012年購入だし

壊れたとしたら

次は↓かな・・・

20190625160105.jpg

古さ=劣化

臨時請負の年次点検を実施。

昔受電だった80年代のキュービクルを

サブ変に変更した設備で、

受電所は2004年製で屋内、

サブ変は80~90年代のものが

使われていました。

  20191007175410.50.06.jpg

 引込は2回線受電で

1999年製のUGS2台ありました。

そして1台だけ、試験用接点回路が出力せず

動作時間の測定ができませんでした。

20年だしちょうど換え時でしょうか。

 

古いサブ変の引込の絶縁抵抗測定で

(自分の現場では5000Vメガを使いますが、

ここの仕様でメガは1000V指定でした。)

20191007175411.50.05.jpg

1線40MΩくらいでした。

なんとなく悪そうなディスコンの樹脂を

当たってみたところ、

20191007175412.50.05-1.jpg

樹脂も変わらず40MΩ。

明らかにDSが悪さしています。

雨上がりで湿度が上がってはいましたが、

換えた方が無難でしょう。

20190625160105.jpg

変流器二次回路に負担調整器がついていた

誰かの目に留まって

ご教授いただけたら嬉しいです。

 

東京でキュービクルの試験に

いったときに見たのですが、

20191004185249.49.35.jpg

計器用変流器の二次側回路に

上記写真の「負担調整器」と

いうものが接続されていました。

これまであまり見たことが

なかった気がするのですが、

どういうものか知らなかったので

ググりました。

20191004191130.11.00.jpg

三菱電機の

変流器カタログで確認できました。

二次回路に接続される負担の大きさが

変流器に必要な定格負担範囲より小さい場合に

使用するとなっていました。

 

想像ですが、

こちらでは

計器と保護継電器が

セットになったデジタルの

マルチリレーが使われており、

アナログの電流計や電力計などと比べて

回路インピーダンスが小さいから

つける必要があるのかなと

思いました。

 

違いますかねー?

20190625160105.jpg

NF使用方法を教えつつ試験実施

先日からお伺いしてます

東京での仕事で

本日は、

保護継電器試験と

保護連動試験。

20191004185248.49.36.jpg

私が所属してる

東京電気管理技術者協会茨城支部で

活躍しています同世代の

技術者に試験をお願いしました。

通常のアナログ試験器には

なれていますが

NFを使用するのは初めて、

ということで説明しながらの

試験実施となりましたが

若いので

そつなくこなしていただけました。

同世代の仲間が

増えるのはうれしい限りです。

20190625160105.jpg

東京にて竣工検査業務

知り合いから回ってきた業務を

受託しまして、

特高受電のビルで

サブ変新設に伴う

耐圧試験、

保護継電器試験、

保護連動試験をやる予定。

20191003154550.jpeg

 耐圧試験は引込と発電機連絡ケーブル、

キュービクルが2箇所ずつあり、

耐圧試験は3日に分けて実施。

20191003154551.jpeg

 後日保護継電器試験なので

型式確認や

整定値確認等を行い、

20191003154552.jpeg

中央監視があるんですが

工事中で対向試験はまだできないけど

外部端子出力の確認を

保護連動試験の時に

やって欲しいとの要望がありました。

キュービクル納入仕様書で

端子番号を確認し

外線が繋がっているので

外さないと確認できないかなと

テスター当てたら約24V

乗ってるのを確認、

試しに警報を出してみたところ

0Vになることを確認できたので、

解線せずに試験できそうです。

果たして明日の試験は無事すんなり

完遂できるか。

20190625160105.jpg

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