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2021年02月の記事は以下のとおりです。
特高設備の
保護継電器試験の続き。
今回4名2班での試験で
私ともう一人は特高の試験を行い
あとの二人にフィーダー側の
保護継電器をお願いしました。

リレーは
三菱MP23という
デジタルマルチリレー。
フィーダーに50,51,67
母線に27,59,64。
保護連動試験がないので
一日試験時間はあったが
台数が多くて
頼んだ作業員からちょっと苦情も…

扉が開かない盤だったため
電源とトリップ、Z1Z2の3系統を
盤前の試験器から
盤側面を回して
裏まで持って行かなければならないので、
試験コードを20mで作成していきました。
P,Nは端子を外して接続するので
直接さして締めたらいいかなと
棒端子で作っていったが、
「パワークリップのほうがいい」と
失敗だった模様。
次回に向けて取り替えておきます。
それと、試験器からの直流電源は
0.5Aヒューズなのですが、
試験中2回切れたとのこと。
MPの消費負担は5VAと書いてあるので
足りなくはないと思うのですが、
0.75sqビニールコードで20mが
だめだったか?
まだ更新されてから数年の
特高受電の某事業所にて
保護継電器試験を行ってきました。

私は例年
特高監視盤の
過電流継電器
三菱 COC4-A03D1と
比率差動継電器
三菱 CAC1-A01D2と
系統連系保護継電器
三菱 CPP1-A01D2
(過去にNAS電池や
コジェネがあったため
ついてるが、
現在撤去されているため
不足電圧、地絡過電圧と
過不足周波数のみ使用)
を担当。
ここの51と87には
励磁突入電流による
誤動作防止に
第2高調波抑止機能と
いうのがあります。

三菱製だと
昔の誘導型のころから
現在のデジタル型のリレーになっても
上記回路での試験方法が
各取説に示されています。
ですが
NF回路設計ブロックの試験器ならば
高調波の出力ができるので
上記のように外付けで
可変抵抗、直流電流計、ダイオードの
準備なしで試験できます。
(使用試験器 RX4713)

・特殊機能でコウチョウハ2を選択し、
出力する定常側の次数を2に設定。
・波形切替でコウチョウハ2を選択して、
指定された試験条件の電流を流し
高調波含有率が何%から
抑止するのかを測定。
表示されているパーセントが
そのまま試験結果となるので
お手軽です。
住宅地内にある
太陽光発電所の
年次点検に行ってきました。


キュービクル点検班と
アレイ接続箱内の
端子開放電圧測定と
絶縁抵抗測定を行う班に
分かれて作業。
午前午後で2件実施しました。
風がある中屋外作業だったので
花粉で目をやられて
翌日寝起きは
目ヤニいっぱいでした。
この時期薬飲んでいても
風がある日は
花粉用メガネじゃないと
ダメージくらいます。
週末から始まる
試験業務で使う
試験機材積み込み。

機材表で確認しながら
積んだが、
遠方までいくので
忘れ物は致命的。
本当に忘れ物ないだろうか…
朝6:30から
契約需要家様にて
年次点検実施。
日の出が早くなってきたので
明るくて仕事しやすい。


やったことはありきたりな
測定と清掃。
トラブルもなく
平和な1件でした。
週末から連日
試験業務があるので
しばらく更新しない予定。
写真禁止の現場もあるから
記事書きにくい。

うちの測定器は、
標準計器による自己校正を
年1回行っています。

標準計器の
トレーサビリティ維持のため
外部校正機関への
梱包、郵送作業を
行いました。
物によって
校正対応不可の会社が多くあり、
(たとえば高電圧計だと
だいたいの会社は10kVまで、
耐圧試験器の出力を賄うには
AC10350V以上,DC20700V以上
やっておきたい)
できる会社と価格を精査して
3社へ発送。
1社に数台送るのに
テトリスやってるかの如く
段ボール内組み合わせて
入れるのに
時間がかかりました。
いままでは標準計器の校正期間を
5年おきにしていたんですが、
信用度アップのため
1年毎に変更することにしました。
校正費用がかさむようになるので
身近な相手限定で
外部校正業務を仕事として
受けてみようかと考え中です。
2021年2月13日
福島県沖 震度6強の地震があり、
電力会社の長時間停電が
あったお客様から
非常用予備発電機の
警報が出ていると連絡がありました。
警報停止の手順を電話で説明し
とりあえずベルを止めてもらいました。

こちら以外にも訪問対応が必要なところが
何件かあったので順番に訪問。
長時間停電で燃料が減っているかもと思い
軽油の燃料タンクを持参。

たいして燃料は減っていませんでした。

警報種類は
冷却水温度上昇でした。
昔古い発電機で
放水冷却式でしたが
サーモスタットが開かず
冷却水循環されず停止したのを
見たことがあったので
長時間の無負荷運転で
似たような事が起きたのかなと
思ったが、

ラジエーターの冷却水が枯渇していました。
恥ずかしながら私の点検ミスです。
これまで水漏れの跡とかは
気がつかなかったので
よく見ていませんでした。

念のため不凍液に何が使われているかを確認し

ホームセンターのカー用品売り場に行って
LLCを購入してきて
残っている古い液を
抜いてから入れました。
それからしばらく運転させて
異常がないことを
確認しました。
今後気を付けたいと思います。

(地震情報サイトより引用)
2021年2月13日
福島県沖 震度6強の地震があり、
つくば市も震度4で
けたたましくスマホが鳴ったので
飛び起きて
なにか落ちてこないか心配で
とりあえず
寝てる子供たちに
覆いかぶさりました。
私の住んでいるところは
停電等ありませんでしたが、
契約お客様がある
茨城県、千葉県内の一部では
あちこち長時間停電や
電源異常による
太陽光発電停止が発生しました。
仕事の予定がない日曜日でしたが
日中呼出がないとも限らないので
早朝から太陽光発電所の
復旧に回り始めました。


まず一件目。
停電ではないが
不足周波数にて停止したいました。

2件目も不足周波数で停止していました。
~~~~~~~~~~~~~~~~
後日ですが、
警報メールがない太陽光発電所の
お客様に月次点検へ行ったところ

ここも不足周波数で
止まっていました。
~~~~~~~~~~~
けっこ距離のある場所を回りましたが、
高速道路は地震の影響で
50km/h制限と出ていたので
念のため下道だけで移動しました。
太陽光発電所の
月次点検にて。
パワコン収納箱になっている
キュービクルに入って点検。

入ってすぐ脇に遠方監視関連の
あれこれが並んでいます。
気温、日射量など見るのに
液晶付き機器のボタン操作ため
近づいたところ、

ぱっと見なんだか知らない機器の
赤ランプが目に留まりました。
アラームと書いてあるので
なんらかの警報だと判断。
左DC-UPSで右MINI BATと書いてあるの
遠方監視装置用直流無停電装置と電池だと
わかりました。
PHOENIX CONTACTという
メーカーらしいので
スマホで取説確認。

いまどきは何でもググって出てくれるので
助かります。
Power in OKのLED点灯
Bat.-Mode/ChargeのLED消灯
AlarmのLED点灯
ということで
バッテリテスト不良という項目と判断。
今年度
制御関係用交流のUPSバッテリーの
交換があったので
同時に交換されていれば・・・
なんて思ってもしょうがない。
急ぐことではないと思いますが、
指摘事項として報告します。
以前記事にした
高圧ケーブル直流劣化診断の
記録計に関するご質問
を閲覧された方から
コメント欄に
ご質問をいただきました。
画像を使用したかったので
こちらでお答えいたします。
~~~~~ご質問~~~~~~~~~~~~~
自分もブログを拝見して
mcr-4vを購入し
直流電流の記録を取るように
やってるんですが、
設定などわからないことがいっぱいで
どうゆう設定してますか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
T&D(ティアンドデイ)
電圧データロガー MCR-4V
高圧ケーブル直流漏れ電流試験で
漏れ電流の記録出力1μA→10mVを
記録するための
私なりの設定です。

(記録設定)
・詳細設定 ON
・記録モード エンドレス
・記録方式 瞬時値
・50~60Hzフィルタ ON
・記録間隔 100ms
・記録チャンネル CH1
(CH1設定)
・測定レンジ ±300mV
・スケール変換 OFF
(記録停止トリガ)
・チャンネル CH1
・スロープ ライジング
・電圧 +100mV
・記録停止まで 60sec
ノイズ防止のため
フィルタをONにすると
最少間隔で100msになるので
最少にしています。
フィルタOFFなら
もっと短時間の記録間隔を
選択できますが
グラフのざらつきが増えて
見た目よくなくなりそうだし
キックを確認するのに
そこまで早くする必要もないと
思っています。
スケール変換は
パソコンデータ作成時に10mV→1μAに
いじることができるのでOFF、
記録のトリガに
+100mV(適当)立ち上がりで
記録開始するようにして、
年次点検で
何百何キロのケーブルを測定なんて
自分の現場で
測定することはまずないので
1分測定で十分と考え
停止は60secにしています。
ついでにパソコンでのグラフ設定。

画像はつぶれてわかりにくいと
思いますので要点だけ。
(チャンネルのプロパティ)
1(μA)=100×0.01(V)なので
スケール変換式にy=100x(単位μA)
と入れる。
・グラフを好きな色と太さを決める。
(縦軸のプロパティ)で
・軸の範囲を-0.1~1(μA)にすると
健全な測定結果ならば
見栄えがちょうどよい。
・目盛間隔0.1、補助目盛0.01で
程よいかと思っている。
(横軸のプロパティ)
・見栄えよくほどよい時間前後で区切る。

本体からへの接続用に、
ほっそい端子台に
入る線とピン端子メスを
常時取り付けて
測定器の出力をつないでいます。
文章長くて
どうもすいません。
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