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2021年06月の記事は以下のとおりです。
年次点検のお手伝いに
行ってきました。
昨年11月にサブ変関係の
更新工事があったらしいのですが


更新された
送り出しディスコンが
画像のように
中途半端な入り方になっていました。
工事会社に任せてたらしいが
DSは新品で動きがいいし
甘噛みでロックがかかっておらず、
大きな機械を使用している
工場なので振動で
徐々に開いたりしないかと
なんとなく嫌な感じがしました。
工事後の確認は自分自身で
ちゃんと行うべきだと
こっそり思いつつ
奥までしっかり入れてきました。
うちの測定器は
毎年6月に自社計器校正試験を
行なっています。
今年から校正試験請負も
始めたのですが
気を使った後輩が
この時期に合わせて
校正試験の依頼をしてくれました。
(準備の手間がはぶけてちょっと楽)

お預かりした機材はこちら。
クランプメーター
共立MODEL2433R
絶縁抵抗計
HIOKI IR4053-11
接地抵抗計
ムサシインテック ET-5
高圧絶縁抵抗計
ムサシインテック DI-05N
保護継電器試験器
ムサシインテック IP-R2000
耐電圧トランス
ムサシインテック R-1220K
位相特性試験器
ムサシインテック GCR-miniVs
すべて精度良好でした。
メーカーや機種は
経験、環境、好みで
人それぞれ物は違えど
この一式が
月次、年次、竣工検査を
滞りなく行える
電気管理技術者基本セットだと
思います。
先日、仕事中に
先輩から
「ウネウネとクセがついたコードは
お湯につけると伸ばせる」という
話を聞きました。

これは
双興電機製作所
位相特性試験器
DGR-1000KDの
全要素コード。
コード収納袋が小さめなので
毎回Rきつめに巻いてを
繰り返し10年強。
かなりのうねりっぷりです。
うねりのせいで
コネクタ付近が一度断線して
手直しもしてるし
そろそろ買い替えかと
思ってはいたので
これを実験台に
してみました。

準備は簡単、
表にあったブリキのバケツ、
洗車用の手袋、
ティファールの湯沸かしポット。
そういえば
お湯の温度の話が
なかったけど、
ダメ元で思い切って
熱湯冷まさず注ぎました。

お湯から上げて伸ばしてみました。
多少はウネリ取れましたが、

被覆内部の多芯ケーブルが
各々よじれてボコボコで
これ以上伸びませんでした。
結論、多芯ケーブルでは
厳しいけど単芯なら有効。
あきらめて買い替え決定。
非常用予備発電機の
吸気口のフィルターに
穴が不自然に開いてるなと思い
触ってみたら

崩れました。
大したパーツじゃないんだけど
ネット検索で出てくるものでは
ないようなので
電材屋さんに発電機型式等
伝えて見積もりをお願いしました。
数千円ならお客様も
すぐ購入承認してくれるでしょう。
コロナ禍で
さまざまな講習が
延期を余儀なくされています。

今回、無料だったこともあり
計測機器メーカー
エヌエフ回路設計ブロック
が開催した
電気・電子計測の基礎知識
~計測、誤差、校正を基本から~
というテーマのオンラインセミナーを
受講してみました。
zoomの使用は初めてだったのですが、
最近購入したHPののノートパソコンで
特に何かいじることなく
問題なく使えました。
オンラインセミナーは自由な格好で
受けられる反面、
こっちの姿は映してないから
だらけて眠くなりやすい。
校正に関しての話題はやはり
不確かさ。
日本電気計器検定所が
公開している無料テキストとか
読んで試しているが
たまに見るだけじゃ
覚えられません。
自家用電気工作物の保守管理で
使用する計測器には
これまで出てきたことないですが、
将来的に不確かさを記載した
計器校正証明書添付必要なんて
出てくるのでしょうか?

前日の夜に雷通過にて
電力会社側の短時間停電があった
太陽光発電所。
パワコン再起動に
日中の仕事予定に影響がないよう
翌朝6:00くらいに復旧へ
行きました。

もちろん不足電圧で
停止中。
復帰して再運転させる
操作手順が曖昧だったので
取説見ながら操作して
問題なく動き出しました。

今後の取説引っ張り出す手間を
回避するため
テプラでビガッと
貼ってやりました。
今年4月から
電気工事店からの
紹介を受けて
契約したお客様。
前はフリーの電気管理技術者と
契約していたそうですが、
「解約します」の通知だけ郵送してきて
いなくなってしまい
困っていたそうです。
双方の合意が
成り立っていないのに
そんな簡単に
解約ってできるんだなと
逆に感心しました。
そんな現場なので
キュービクルの汚損が
目に見えてひどく
早速年次点検を計画させていただき
実施しました。

この汚損が原因で
どこかリークして
停電とかあったら
困るなと思っていたので
これで安心できました。
太陽光発電所の
年次点検翌日。

予備と差し替えて回収して
持ち帰ってきた2件分の
パワコン扉フィルターを
洗浄。
定期的にこれやらないと
冷却ファンがフィルター目詰まりで
過負荷を起こし
PCSは
重故障のファン故障で
停止してしまいます。
次回月次点検の時か
暇な時に
洗浄して乾かしたフィルターを
現場に返す予定です。
何回か書いてますが、
自宅の側溝グレーチングの上で
↓これを使って洗浄しています。
太陽光発電所の
年次点検を実施

以前
で書いた現場で

SPD赤窓表示不良を
報告しており
交換部品が納品されたので
交換作業しました。

白山というメーカーのこれ、
10個単位でしか注文できないそうで
納期も3〜4ヶ月かかりました。
余るくらいあった方が
次回交換用予備として
ありがたいです。

すりガラス窓から
緑か赤を見分けるのは
ちょっと見にくい。

交換日を記録して
どのくらいの期間で色が変わるのか
雷通過を加味して
観察していこうと思ってます。
試験やさんの
アルバイト。

試験してきたのは
光商工
Igr,Ior切替形絶縁状態監視装置
LIG-2。
商用周波数の漏れ電流Ioを
ローパスフィルターで分離、
静電容量の影響が少ない
20Hz0.5Vの低電圧低周波数を
B種接地に重畳して
接地相の対地間絶縁抵抗を
監視するもの。
という説明であっているだろうか・・・

基準となるライン側の
電圧を必要箇所に印加、
変圧器2次N相と
D種接地間に可変抵抗を入れて地絡、
基準電圧÷抵抗値で
Igr漏れ電流を割り出し
動作するところを試験。
この機種は
絶縁監視とともに
漏電監視要素(Iorと同じ仕組み)があり
位相特性試験器が必要なところ、
単なるGR試験器で
試験を始めて動かなくて
始めあたふたしてしまいました。
Igrの絶縁監視装置は
光商工、ミドリ安全のものが
ほとんどかと思うが
どれも動作するまで
内部演算待ちで
時間がかかるので
なかなか煩わしく感じます。
そして
以前も書いたような気がするなと
自分のブログを検索したところ
案の定同じこと書いてました。
「次回やるときは忘れているでしょう」
と自分で予言して、
まんまと的中してしまいました。
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