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2021年11月の記事は以下のとおりです。

箱の裏側、ぼこぼこのスポンジ

これは父の測定器

20220102185228.15.04.jpg

双興 無歪み型位相特性試験装置

DGR-3100CVK

双興 過電流・地絡継電器試験装置

OCR-50GK。

2000年製ですが

毎年計器校正を行って

指示値、機能とも問題ないので

現役の試験器。

20220102185230.55.07.jpg

さすがにまったく劣化がないわけではなく、

上蓋の緩衝用スポンジが砕けてきて

パネル上に

粉が降り掛かってしまいます。

20220102185424.55.53.jpg

Amazonで使えそうな

スポンジを買ってみました。

20220102185227.23.25.jpg

 購入したスポンジは

520(W)×340(H)×25/50(D)㎜。

元のスポンジサイズは

490(W)×290(H)㎜で厚みは2/3くらい。

20220102185229.10.15.jpg

以前キュービクル内の

フィルター交換の際に買っておいた

スポンジカッターがあったので

これで縦横サイズ調整。

もう売ってないようです。

パン切り包丁やカッターでいいのかと。

20220102185225.40.29-1.jpg

厚みがだいぶあるので

蓋からはみ出てますが

何とか閉まるので、

そのうちヘタって

ちょうどよくなればいいなと

思います。 

はじめての架空線耐圧試験

先月、

山間部の太陽光発電所内高圧ケーブル耐圧

で仮設ケーブル耐圧試験を

行った太陽光発電所。

本設の架空線ケーブルの耐圧試験に

行ってきました。

20220102185756.36.36.jpg

こんな山間部。

架空線だけを耐圧試験するのは

初めての経験でした。

20220102185754.24.20.jpg

接続前の架空線が電柱下に

垂らしてあり、

20220102185752.19.28.jpg

絶縁シートと

クリップでいちおー周りに

触れないようにして

3線短絡して

印加線を接続。

20220102185753.21.31.jpg

前回仮設CVTケーブルの時は

充電電流360mAで

リアクトル使用しましたが、

今回

OC 60sq 360m×3線

シールドアースがない

架空線ケーブルなので

静電容量の測定値はオーバーレンジ。

試験時の充電電流は22mAでした。

ほぼシールド付き10m印加線分の

充電電流だけという感じで

リアクトルいらずでした。

実質

ケーブル耐圧というより

腕金上の碍子耐圧といった感じ。 

20220102185755.27.47.jpg

出先は上部で丸めてあり

繋がれていないことを

確認してから試験しました。

20220102185757.41.18.jpg

山間部なので

携帯の電波はかなり悪い。

印加点から末端まで

距離とアップダウンがあり

お互いの姿が見えないところでの

作業だったので

トランシーバーが

かなり重要でした。

地盤沈下がある需要家様での年次点検

土曜日に

年次点検実施。

20220102190131.31.27-1.jpg

2年前、

地盤沈下が原因と

思われますが

接地抵抗値が

全極規定値超過してしまい

改修工事してもらった

現場です。

今回全て規定値以内でした。

もし地盤沈下が進行したら

また数値に影響が出たりするのか

毎回心配です。

制御系いじったら竣工検査はしてほしい

とある有名企業事務所の

定期検査を

試験業務として実施。

 

こちらは保安規定で

定期検査は2年に一度。

そして、1年前に

VCB.VCS,VT,CT,LBSの

交換が入っており、

工事後

初定期検査となりました。

20220102190300.09.19-3.jpg

 本線、予備線があるのですが、

過電流継電器試験を

コントリと操作系に補助電源入れて

VCB連動にて実施。

ところがOCRを動作させても

遮断器が動きませんでした。

20220102190303.55.34.jpg

 原因を探るため、

まず本線側から

導通確認したりモール配線ダクトを開けて

トリップ回路の配線を追いました。

結果、

OCRのT2端子から出てる線が

ビニテ巻にして配線ダクト内に

しまわれていました。

本来は

コントリ→OCR接点端子間に

配線するべき箇所です。

20220102190304.56.37.jpg

 予備線側も似たようなもので、

コントリからOCR接点端子までの

配線が取り外され

ビニテ巻して

隠されていました。

20220102190305.57.42.jpg

 予備線側は過電流の故障表示器回路も

同じようの断線状態でビニテ巻。

20220102190301.33.50-1.jpg

1年間受電の

過電流保護が

働かない状態だったことを

お客様に説明し、

手持ちのM3ネジナットセットとチューブで

必要箇所を

繋いで養生して、

正常な動作するよう

復旧させました。 

20220102190302.12.35.jpg

さらにびっくりなことに、

予備線は

配線ミスのせいで

切操作ができない状態だったのに、

なにも調べもせず

入切カムスイッチの接点不良と

書かれていました。

カムスイッチに罪はないのに。

 

過去にPAS,UGSがないときの名残で

受電盤に未使用の

地絡方向継電器があって、

VCB交換のついでに

撤去作業を行い、

配線を根こそぎ外して

その後考えなしの処置のせいで

起きた不良です。

原因はそれですが、

それよりも

工事後の竣工検査が

行われていないことに

憤りを感じました。

 

今回思ったこと

・わかんないんだったらいじくるな!

・工事後、なおかつ制御系を

いじったのならば

竣工検査をかならずやってくれ。

・このお粗末な工事をやったのが

誰もが知っている

某有名電気工事会社だということが

一番びっくり。

パチッとなった!

早朝の年次点検を2名で実施。

 

復電時、

相方に受電確認のため

キュービクル待機をお願いし

PASを私が投入しに行きました。

「受電したとき

なにか変わったことがあったら

トランシーバーで連絡を」

と言っておきました。


 

PASを投入した直後時、

「パチッとなった!」

と無線が入り即PASを切りました。

話によると

20220102190739.23.09.jpg

高圧受電盤内

ディスコン

(河村電機製

屋内用高圧断路器

型式 DSV-200S)

の樹脂から

パチッと見えたとのこと。

 

自分の目で

確認したかったので、

今度は私が受電盤に残って

相方にPAS投入をお願いしました。

 

デジカメ動画撮影しつつ

待機しましたが

PAS投入するも

再現されませんでした。

問題なさそうなので

そのまま復電作業を

続行し年次点検は

終了させました。

 

だいぶ前に

河村電機の

レジン碍子からリーク。

で書いたことと同じ現象かと思います。

同じレジン碍子が使われた

DSなんで、

年数経過と

明け方の湿度上昇による

表面の結露で起こったものと推測します。

 

経験上すぐにどうこうはならないはずですが、

次回年次点検の際は

念入りに清掃点検し、

なんだったら

絶縁保護剤をぶっかけるかなと

思います。


 

やっと電力測定業務が片付きました

先日失敗しまして

再測定になった

電力測定業務。

恥ずかしながら・・・失敗しまして・・・

測定器の回収を行いました。

測定結果のプリントアウトに

ちょっと時間がかかるため、

20220103205751.42.47.jpg

ポータブル電源で

測定器とプリンターを動かし、

車内で測定結果を

打ち出ししつつ

帰りました。

 

帰って報告書まで

仕上げてようやく

今回の業務を

終了することが

できました。

 

昔は

ちょっと設定して

紙で結果が出てくる

簡単な測定器が

あったと思います。

しかしデジタル全盛の今では

そんな製品は見当たらないです。

購入して電力測定業務をやるには

ちょっと煩わしそうで

敬遠されているのかな、

なんて思いました。

コンデンサはどこ?

解体工事中

某学校の

絶縁油PCB分析採油の

依頼を受けました。

20220103205928.04.00.jpg

変圧器2台と

コンデンサ1台の予定でした。

PF-S形キュービクルだったのかと

思いますが

すでにバラされて

機器だけになっていました。

そして、コンデンサが見当たらない。

確認したところ、

すでに産廃業者へ搬出済みで

もうつぶされてるだろうとのこと。

まぁ、1996年製だから

問題ないとは思うけど、

1検体数分の

売り上げが減ってしまい残念でした。

表示灯を交換するために

契約需要家様の

月次点検にて玉切れが

気になりました。

20220103210026.41.11.jpg

VCBの入切表示なんて

誰も見ないものなので

いいかなとも思いますが、

この大きな表示灯は

まず開けられるのかが

気になったので手を出してみました。

20220103210027.44.27.jpg

表示灯の大体のものは

色のついたプラスチック部分単独で

回るものが多いので

力を込めてみるが、

ほんのちょっとだけ

回る程度で

開く気配なし。

20220103210028.44.04.jpg

これは銀色の部分ごと

回すタイプだったようです。

 

前にアマゾンで買った

E12口金AC110VのLED球があったので

入れときました。

無駄に明るくなりました。

その昔はメンテする気なし?

年次点検時、

数年に一度くらいは

動きが悪くなる前に

注油しておきたいなと

時間が許すときは

VCB注油を試みています。

20220103210153.17.28-1.jpg

富士電機

MULTI・VCB

HA12B-H5

手動ばね操作真空遮断器

2000年製のものです。

20220103210154.18.00-1.jpg

キュービクル盤メーカーが

悪いのでしょうが、

正面パネルを外しても

まったく注油口がありません。

この年代より以前の盤は

大体どこで開けてもこんな感じ。

メンテナンスの概念はなかったのでしょうか?

20220103210155.21.14-1.jpg

かろうじて

本体裏側上部に注油口2か所あります。

しかし、

20220103210517.55.33.jpg

20220103210518.59.39.jpg

この注油穴からでは

まったくポイントが見えないので

なんとなく上部しか油をさせません。

意を決してバラして降ろす、

なんてことは

まずやってられません。

調子悪くなる前に

取替えろと

いうことなんでしょう。

富士電機指定のペーストスプレー

20220103210519.24.31.jpg

ヨンコイチコンセントで容量稼げるか?

ポータブル電源にヨンコイチコンセント

で書いた

大容量ポータブル電源

EFDELTA

ヨンコイチコンセントを

朝一年次点検時、

電流引き外しVCB連動

過電流継電器試験で

試してきました。

20220103210834.45.45.jpg

結論から言うと

無意味でした。

 

双興の試験器で

スタート時の電源電圧降下による

たまにでるカウンターフリーズは

ヨンコイチ使っても使わなくても

出るときは出るって感じ。

 

どのくらい使えるのか

試すため、

OCR瞬時整定を50Aにして

動作値を取る試験で試してみました。

(試験器設定 電流レンジ50A、

抵抗レンジ0.5Ωにて)

動作値は

ピークホールド付きクランプで

取るつもりで

スライダックを

早めに動作するまで上げれば

VCB動作させて

動作値を取ることができました。

クランプなしでは

40Aくらいまで

早めに上げてから、

動作値を読むため

指針が読める程度の

スピードでスライダックを

上げて指針を見ようとしてると

電源出力ダウン。

これもヨンコイチ

使っても使わなくても

結果は同じでした。

イーエフデルタのメーカー

エコフロー社のホームページで

確認したら、

サージ3100wは

270ms耐えらますと

書いてあったので、

まあそんなとこなんだろうと

納得。

 

試したいことがまだ

ありますが、

また次回時間があるときに

試してみようと思っています。

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