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2022年01月の記事は以下のとおりです。

オムロン 3Eリレーの動作時間測定(200%にて)

先週末のお手伝い試験業務でのこと。

20220130211212.48.37-1.jpg

自分以外の班で

過電流継電器と

3Eリレー

オムロンSE-K1N試験。

 

3Eリレー過負荷動作時間試験で

600%でほぼ時限整定くらいで動くのは

知っていたが、

今回200%もあるとのことで

その場合の動作時間って?

と思って取説見直したら、

 

600%での整定動作時間

(最大時間整定値10sまたは40s)

の2.8倍±30%との書いてある。

 

5.5s×4(22s)の場合、

2.8倍=61.6s±30%=43.12s~80.08s

ということだと思うが

 

かっこ書きから試験は

最大時間整定値でやれってことなんでしょうか?

はじめ、

最大時間整定値40s×2.8倍の30%=33.6sなので

61.6s±33.6sなのかと思ってしました。

 

もうちょっとわかりやすい書き方を希望します。

年季の入った特高受変電設備で誘導型地絡方向継電器試験

試験業務のお手伝い。

20220130202420.22.47.jpg

今回は

(27)不足電圧継電器

(59)過電圧継電器

(64)地絡過電圧継電器

(67G)地絡方向継電器

を担当しました。

外せるリレーは用意してあったZCTを使用し

単体で試験実施。

20220130202421.21.00.jpg

一部誘導型の地絡方向継電器もありました。

以前

誘導型地絡方向継電器の零相電圧容量について

にて書きましたが、

ある程度の試験電圧容量が

必要になるので試験器が限定されます。

20220130202422.21.12.jpg

日立 IGF形3R 式

定格190V(21VA)。

クリーピング試験と

動作電流と

動作時間を測定。(位相角は試験項目になし)

20220130202423.58.57.png

取説から通常の試験は

クリーピング、動作電流だけで

よさげ。

20220130203637.56.45.png

ただし

動作時間、最大感度角なども

取説巻末の特性管理値表に規定されているので

希望があった場合試験可能。

誘導型の地絡方向継電器のVoは

定格電圧時、または何%時のIoのみで

Vo最小動作という規定は

ほかのメーカーの物も確認したが

ないみたいです。

特殊な高圧ケーブルの直流漏れ電流試験

例年実施している

海沿いの現場での

試験業務。

リレー試験と

高圧ケーブル直流漏れ電流試験を

行っています。

20220124084905.11.20.jpg

今回私はケーブルの試験を担当。

引込の6kV CVT1条と、

20220124084906.42.52.jpg

3kV側1条の計2系統が対象でした。

3kV側は

タンカーから荷揚げを行う

アンローダーという

でかい移動式クレーンのようなものに至ります。 

3kV CVで屋外に伸び、

20220124084907.44.54.jpg

途中から

3300V 3TC-FH(平型3PNCT) 

という

伸ばしたり巻いたり動かす

ケーブルを経由して

20220124084908.45.08.jpg

スリップリングへつながっており、

ここまで一括で測定しました。

 

この巻き取りケーブルは構造上

あまり絶縁がいいものでは

ないらしいですが、

更新して3年目

なかなかいい試験結果が出てました。

今年もスポットネットワークリレー試験のお手伝い

何度か同じ現場を書いてますが

(2021年)

ネットワークリレー試験と保護連動試験準備

(2016年)

スポットネットワーク

スポットネットワークリレー試験の

お手伝いに行ってきました。

20220121170745.jpeg

試験器操作は私で

リレー操作と記録は

最近独立した

後輩が担当。

試験スタート時、

私の配線ミスでリレーに

電源が入らないなんてことも

ありましたが、

(制御電源DC100Vを

T-1の列の2,4番に入れるところ

T-2の列の2,4番(接点回路)に入れていた。)

相方が優秀だったので

午前中に

6台のネットワークリレー試験が

完了しました。

↑後輩が持参していた

クリップボード。

マグネット付きなので

試験データを

キュービクル側面に貼れて

便利でいいなと

思いました。

3E(2E)リレー試験にて

北のほうにある

ポンプ場にてリレー試験。

20220119183835.jpeg

OMROM SE-KQ1N(起動時ロック・瞬時動作型)

モーターリレーの試験あり。

しかし、はじめうまくいかず

時間を喰ってしまいました。

 

原因は試験用で持参した

カレントコンバータに通した

電線につけたY端子の微妙な断線で

銅線1本だけ辛うじて

繋がっていたからのようで

応急処置して試験をこなしました。

20220119183836.jpeg

うちに帰ってから

電線にY端子をはんだ付けして

念のため出力確認。

3相10AでC+,C-間だいたいDC50Vでした。

20220119183837.jpeg

3相20AでC+,C-間だいたいDC100V。

いくつが正しいのかは正直知りませんが、

3相から単相にすると出力電圧が下がるし

きっと大丈夫だろうと適当確認でした。

 

欠相時の電圧出力は

カレコン出力直流電圧の低下に加え

間欠とかで見てるのでしょうか?

気分が乗ったら

メモハイでも繋いで

確認してみようかと思います。

↑いつも補修に使っている

はんだごて。

10年以上使っています。

逆電力継電器をメーカー別2機種を試験

  • 2022/01/17 19:52

とあるポンプ場にて

試験業務で

リレー試験を実施。

20220117195228.49.18.jpg

予備発電機2台あり

それぞれ逆電力継電器あり。

納入時期が違うせいなのか

片や

オムロン K2WR-R-R2

片や

三菱 CW-15B-R

 

整定方法や結線に違いはあるが

やることはほぼ同じって感じ。

毎年やっているので

すんなり終わりましたが、

オムロンのほうを

昔やった時

最小動作を取るため

時限整定を最小にしようと

時限ディップスイッチを

全てOFFにしたら

全く動かなくなったりしたなと

思い出しながら試験しました。

年次点検後の恥ずかしいミス

月次点検で気が付きました。

20220114181337.22.00-1.jpg

11月末に年次点検を行い、

毎月点検にしているお客様なので

2回目の月次点検でした。

20220114181338.22.23-1.jpg

自動力率調整装置で

上記のVMC(ヒューズ付き高圧真空コンダクタ)

VCS(高圧真空コンダクタ)を

制御して2台のコンデンサを

入切してます。

 

普段通りキュービクルの扉を開けては

目視等を行っていったのですが、

20220114181339.22.28-1.jpg

なんか余ってるカプラーがあるな、

なんて思ったら

20220114181340.22.39-1.jpg

VMC VCSの

制御カプラーを抜いたままであることを

見つけてしまい即差し込みました。

 

以前から内部の汚れが気になっていて、

年次点検の時にカバーを外して

掃除した時の戻し忘れでした。

 

負荷がそんな多くなく

いつも1台しかコンデンサが

入らないので

2台中1台しか入らない状態でも

力率100%を保てたので良かったですが、

2か月放置はちょっと情けない・・・

 

制御系をいじったら

竣工検査を、

なんて前に書いてたくせして

恥ずかしいミスですよね。

カプラー抜き差しを行った場合は

極力制御電源入れて

動作確認しなきゃと反省です。

2021年画像削除トラブル 復旧しました

  • 2022/01/13 22:38

年明け早々に

2021年分記事の

画像削除トラブルを起こしていましたが、

復旧が完了しました。

 

お騒がせしました。

EFDELTAとOCR電流引き外しVCB連動試験

先月から

新しい機材に浮かれて

大容量ポータブル電源

EFDELTAネタが多くて

すみません。

20220110142247.40.50-1.jpg

年次点検で

電流引き外し型のVCB連動で

過電流継電器試験を

20220110142248.40.53-1.jpg

EFDELTAで実施。

試験時の試験電源容量を確認するため、

双興 大口径クランプメータ

LC-70Fのピークホールドを使用してみました。

(双興では販売終了している模様、

中身は共立のクランプ)

OCRはオムロンK2CA-DO-R2

タップ4A

ダイヤル1

瞬時30A 

300%(12A)の時限測定で

試験器は電流レンジ25A

抵抗が4Ωで

20220110142249.33.56-1.jpg

電源電流は8.7Aでした。

 

700%(28A)の時限測定で

試験器は電流レンジ50A

抵抗が0.5Ωで

20220110142250.35.22-1.jpg

電源電流は10.2Aでした。

 

ついでの実験で

瞬時動作50Aで測定してみると、

試験器は電流レンジ50A

抵抗が0.5Ωで

電源電流は26.4Aでした。

素早い操作が必要。になるし

指針では追いきれないので

電流値はピークホールドクランプで

取る必要があり。

 

上記結果でしたが

それより気になる問題があります。

以前も何度か書いていますが

双興製試験器のカウンターは

電圧降下でスタートできないことが

多々あります。(ムサシ製はわかりません)

原因はおそらく

20220110142251.43.10-1.jpg

スライダックの励磁突入電流だと思われます。

スライダックゼロ位置でも

スタートボタンをONにしたとき

上記の写真通り

33.6Aの瞬間電流が発生することがあり、

そんなときはほぼカウンターが

不動作になります。

 

単に1600Wと電源容量に余裕がない

だけですかね。

高圧絶縁抵抗測定(直流ケーブル漏れ電流試験)と日の出

天候晴、気温-5℃でしたが

夜明け前に

商用施設の年次点検を実施。

20220109195708.39.22.jpg

いろいろ点検測定を実施し、

最後に高圧絶縁抵抗測定

(直流ケーブル漏れ電流試験)を

行いました。

G方式測定前に

ケーブルシースの絶縁抵抗測定を行い、

50MΩでした。

20220109195710.jpg

まず5kVを印加して

上記の状態で良好であることを確認。

続いて10kVを印加。

20220109195711.jpg

印加途中で漏れ電流が上昇。

抜け始めたか、とビビり

測定中止。

ふと思い返し

シールドの絶縁抵抗を再測定したところ、

50MΩ→40MΩに下がっていました。

20220109195709.55.54-1.jpg

原因はたぶんこれ。

PAS側のケーブルヘッド表面に

写真の通り

日が当たりだして

結露で濡れてしまったのだと

思います。

 

冬に限らないかもしれませんが、

明け方日が差して

気温が上昇する時間帯は

測定に不向きだなと感じました。

双興ハイボルトテスタ

HVT-11Kを使うときは

ボディを地絡させないようにする

必要があるため、

こんな感じのシリコンシートを

敷いて測定してます。

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