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2022年03月の記事は以下のとおりです。

太陽光発電所の年次点検と直流地絡探査

いつも5月に

年次点検を実施していた

太陽光発電所ですが、

今回1週間前くらいに

週間予報見てから

予定立てて仲間に応援依頼して

3月に前倒しで実施。

20220329120350.jpeg

 

理由は2つ。

20220329122254.jpeg

ひとつは最近、

直流地絡の警報が

頻繁に出るので

調査を兼ねて。

20220112220944.07.29.jpg

二つめ、

上記は昨年の5月ですが

草ボーボーでとてもじゃないが

構内歩くのが辛いため。

 

20220329120351.jpeg

集電箱、接続箱内

ブレーカーを全て解放し

バリスタのアースを外して

該当回路全て絶縁抵抗測定を

行いました。

1000V印加して回りましたが、

幹線はどこも>2000MΩ、

ストリングはどこも

100MΩくらいで

不良発見できませんでした。

パネルや配線の外観にも

不具合は認められませんでした。

 

残念ながら

今回は原因不明で報告。

本日曇りだったのですが、

天候が良くて

発電電流がある程度出てる時だけの

可能性があると見てます。

後日また警報が出るようなら

稼働中月次点検で

探してみようと思いますが、

スケジュールが

空いている時に

警報出てほしい。

富士電機製複合継電器を試験

富士電機

複合機能形過電流継電器

DQASU5MB

OCR(2入力、普通反限時+瞬時付き)+DGR20220320150818.jpeg

の試験を実施。

写真を見てわかるとおり

基板引き出し型なので、

20220320155244.jpeg

1台ずつ繋ぎなおすのではなくて

1か所で試験配線を行い

入れ替えて51と67を一緒に試験していく。

20220320150819.jpeg

箱の上下にあるレールに

基板を滑らせて

出し入れするのですが、

水平を保って出し入れしないと

引っかかってうまく出し入れできないし、

引っかかったからと言って

下手に力を入れると

基板が割れそうです。

 

1997年製と

年数立っているせいか

瞬時動作値が整定値の

2倍くらいじゃないと

動かない不良品が出ました。

同じ型はもう製造中止品なので

現行のカタログを確認したところ、

DUTSDSCM-65というのが

枠のサイズを変えずに

入れ替えられる

後継機種のようです。

保護連動試験 コンデンサVCS手動投入

請け負いの

年次点検にて。

20220319193245.31.01.jpg

保護連動試験を求められ

コンデンサのVCSを投入する必要が

ありました。

手動操作のスイッチがなく

入切は自動力率調整器のみ。

仮設で補助電源入れて

力調の設定を手動ONに変更。

コンデンサ膨張と

リアクトル温度上昇で

VCSが切れることを

確認しました。

メガ測定を阻む棒をえぐる

たまについているものに

出くわします。

20220319193244.12.36.jpg

メガ測定時に

測定プローブの

差し込みを阻む

ブレーカー端子カバーの

つっかえ棒。

 

許される限りほじくって

排除してます、次回のために。

今使っている

FLUKEのテスター用と

保護連動試験で接点メイクする

ヒューズ線用に

カバーを外さず絶縁被覆の

調整ができるこのテストプローブが

とても気になっています。

太陽光発電所 地震による運転停止

2022/03/16 22:37

地震により各地で停電が発生しました。

それにより茨城県では

各地停電が発生し、長いところで

1時間半程度止まりました。

 

そして翌日、

念のため各契約需要家様へ

異常がないか電話をし、

ありがたいことに

トラブル等があったお客様は

ありませんでした。

それと、

運転停止の警報があった、

もしくは止まっていそうな

太陽光発電所の再並列訪問を

3件実施。

20220317200112.57.08.jpg

3件とも

不足周波数要素(UFR)の動作で

停止していました。

 

以前は地震だけでこんなにも

停電や周波数低下は

起きなかったような気がしますが、

いろんな事情の電力ひっ迫が

影響しているのでしょうか。

コロナ禍、原油価格高騰、戦争、

先行き心配なことばかりです。

たまに出る短時間漏電を探査開始 その2

先日

たまに出る短時間漏電を探査開始

でリークロガーを仕掛けた需要家様にて

月曜日にまた短時間漏電が出たので

記録計の確認および付け替えに

行ってきました。

20220315221700.jpeg

漏電が発生する分電盤まで特定できました。

絶縁監視装置の記録では

60mAくらいですが、

ロガーのピーク記録だと500mA程度

記録されていました。

20220310204327.jpeg

前回書いたとおり、

VVF3芯で盤アースかコンセントアースも

一緒に送られているせいで、

単純にクランプをかませると

迷走電流を拾ってしまい

まともな記録ができません。

アース線をかまないように

間引く作業がかなり面倒だと思い、

今回はちょっとだけ手を加えて

ブレーカー群の右側か左側かの

特定に徹することにしました。

20220315221702.jpeg

アース端子を外してIV線で延長し

20220316202207.24.45-1.jpg

右側一括と左側一括にCTセンサーをかまして

下部アースから延長したIV線を

CTに戻る感じで貫通させて

下部接地端子に戻るようにしました。

20220315221701.jpeg

迷走電流で

130mA出ていたものを

0mAに抑えられました。

 

次回漏電発生後に

右か左かを判断し、

それからコツコツ

絞り込もうと思います。

今月中に絞れたらよいが、

訪問する時間が取れるかが

悩ましいです。

Iorのリークロガーがあれば

VVF3芯アース友嚙みでも

迷走電流キャンセルできそう。

欲しいです。

下駄基礎 開口部の手直し

月次点検時、

20220315221659.jpeg

キュービクルの

下駄基礎脇が樹脂製の網で

ふさがれているのですが、

一部が割れて開いていました。

 

手持ちの

インパクトと

鉄板ビスとワッシャーで

手直ししてみましたが、

猫の突進でも食らったら

また割れそうな気がします。

現場盤計器校正試験 本番にて

昨日カラ打ちして

準備していった

現場盤計器校正試験。

20220311172124.54.30.jpg

高圧受電盤の

電圧計、電流計、電力計、

力率計、周波数計

の校正試験を行いました。

それと、入力に対して

トランスデューサーからの

出力の確認を

元請側で実施。

  

電圧計は6.6kV/110V、

電流計は75A/5Aでしたので、

見たい指針の数値を比で割った数値を入力。

電力計もやり方は同じですが、

フルスケール900kW/1000Wになるので

200,400,600,800kWを見るために

222.2W(110V,1.168A,力率100%)

444.4W(110V,2.335A,力率100%)

666.7W(110V,3.503A,力率100%)

888.9W(110V,4.671A,力率100%)を

前もって計算しといて

入力して確認しました。

デジタルパワーメータWT230に

スケーリング設定があるので

それでVT比CT比をいれて

800kWなら800kWの表示で見ても

よかったんですが、

ほかの計器は報告書書式に

入力した2次側の数値を入れたので

2次側電力で統一としました。

デジタルパワーメータの置き場所に

このテーブルを使用。

程よい高さです。

現場盤計器校正試験 機材準備とカラ打ち

現場盤の計器更新工事に伴い

計器校正試験を請け負いました。

20220310204328.jpeg

エヌエフ回路設計ブロック

電流三相保護リレー試験器RX4713

電圧三相保護リレー試験器RX4718

横河

デジタルパワーメーターWT230

を準備。

パワーメータは普段使わないので

結線方法と

操作方法のおさらいのため

積み込み前に実際につないで

予習を行いました。

 

昔務めていた時、

耐圧試験等に行くにあたって

現場で機材トラブルがないように

出発前までに全部繋いで

出力させての確認を

よくやってました。

この作業を(カラ打ち)と言っていました。

カラ打ちという言葉が

一般的なのかどうかは

わかりません。

たまに出る短時間漏電を探査開始

12月ごろから、

月曜日または木曜日の

11:30前後に3分間だけ

絶縁監視装置から

Ior65mAで警報が出る

お客様があります。

 

3月になってもたまに出ていて

気になったので

月次点検で

訪問ついでにお客様に報告して

探査してみることにしました。

20220310204325.jpeg

お客様に問診したが

特に情報はなかったので

まずはキュービクル内主幹4回路に

共立の電流ロガーを仕掛けて

11:30まで待ったところ、

運良く発生しました。

20220310204326.jpeg

特定した幹線には2箇所の分電盤が

ぶら下がっているので

まずはどちらかを探すため

盤の主幹にロガー設置。

20220310204327.jpeg

次回

盤の特定が済んだとして

問題はひとつ。

分岐回路に3芯の

VVFが使われており、

1本アースに使われているせいで

そのままクランプ噛ませると

漏電してないのに

常に70mA超の漏洩電流が

検出されてしまいます。

電源線近接による

誘導電圧放電による

電流なんだと思いますが、

アース線をかいくぐって

うまくクランプをかませる作戦を

考えなきゃいけません。

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