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2023年02月の記事は以下のとおりです。

PAS単体耐圧試験 P1,P2の処理

契約需要家ではない

現場での

PAS更新に伴う試験の依頼を受け

行ってきました。 

20230224132239.jpeg

PAS単体で耐圧試験実施。

20230224132240.jpeg

ネオン線はクリップで浮かせてみました。

20230224132241.jpeg

20230224181718.15.33.jpg

戸上電機の取説に従い

20230224132242.jpeg

単体試験で

SOG制御装置への

取り付けはまだなので

制御線は

短絡して接地しました。

よく読んだら

P1,P2は

各々テーピング等で

絶縁しろとのこと。

全部短絡接地して

しまいましたが

問題はありませんでした。

でも

次から気を付けます。

20230224175719.37.00-1.jpg

耐圧試験後

PASが取り付けられるのを待ってから

SOGの試験。

竣工検査なので

全タップおこないました。

さくっと終わりました。

 

遮断器やLBS、PASの

耐圧試験での短絡には 

↑にIV線を付けた

クリップ線や、

↓の平編銅線を使用したりしてます。

低圧回路の地絡過電圧継電器を試験

選任主任技術者がいる

太陽光発電所にて

年次点検の請負作業。

20230221175943.jpeg 

パワコンはAC210V出力で

変圧器は

中性点接地なし

混色防止板付き

3相210V変圧器。

その為

低圧地絡保護に

地絡過電圧継電器が

備わっていました。

光商工 LVG-7S

使用電路電圧210V仕様。

整定値はVo=50%

20230221175944.jpeg

接地コンデンサは

440V/√3Vとなっているが

リレー側で演算されているようで

3相短絡にて対地間に

試験電圧印加で

60Vでの動作を確認。

210/√3V×50%=60.5Vなので

合格でした。

マキタバッテリーブロアの

スイッチの調子が

若干悪くなってきました。

そろそろ更新かな。

ZCTのことがよくわかりません

過去におこなった点検での話ですが、

特高受電所に

常用発電機の饋電盤があり、

地絡方向継電器の試験をしたいが

その発電機は

かなり距離が離れており

ZCTも遠方にあって

(地絡電圧はEVTからのため

特高受電所にあり)

テスト端子kt-ltも来てなくて、

試験をあきらめたことが

ありました。

 

お世話になっている先輩に

そんなことがあったと

話したついでに

「単体試験用に

光商工のZCTが欲しいんですが

どこかに転がってませんか―?」

なんて軽い気持ちで話してみたら、

20230220212836.27.53.jpg

「でかいけどあげる」と言って

いただいてしまいました。

ボヤいてみるものです。

ありがとうございました。

 

ZCTって

メーカーによりけりで

仕様がまちまち、

どんな違いがあるのかと

各社の仕様を調べてみました。

 

(光商工) 0.1A/8.6mV 定格負担100Ω

(泰和) 1000巻

(三菱電機) 200mA/1.5mA 定格負担10Ωや1Ω

(三菱電機)メルプロAやMP11Aなど用は

0.2A/模擬負荷150Ω並列で37.5mV

(富士電機) 情報記載なし

(オムロン) 情報記載なし

(東芝) 200mA/1.5mA 10Ω

(日立) TZK-070 0.2A/0.17mA

(長谷川) 0.2A/0.02V 定格負担100Ω

(長谷川の高圧用保護継電器は生産中止の模様)

(日新) EPZS-160A:400A/5A

(日新)ECZS-100A:1A/10mA

(東光高岳) 200mA/1.5mA 定格負担10Ω

(ヒラヰ電計機) 200mA/1.5mA 定格負担10Ω

 

情報がないものもありましたが

光商工と長谷川、三菱は

ZCT2次が電圧出力で

他社互換性なし、

その他電流出力の物は

200mA/1.5mA

定格負担10Ωのものが多く

JEC-1201-2007計器用変成器に

準拠しているようなので

これらは互換性ありそうな

気がします。

 

三菱模擬入力試験器の校正

↑みたいに

いただいたZCTは

実験として校正試験を

おこなってみました。

20230220213149.35.31-1.jpg

光商工のZCT M106。

定格負担100Ωとあるが直列か並列かも

わからないのでどちらも試したところ、

可変ダイヤル抵抗器を並列100Ωで繋いで

0.1A/8.6mVが確認できました。

20230220213151.06.37-1.jpg

いっぽうこちらは

うちにあった

メーカー不明のZCT。

たぶん汎用品の

200mA/1.5mA

定格負担10Ω

なのかなと思い、

直列10Ω入れて電流を測ってみると

200mAで1.8mA程度でてて

なんだかよく分かりません。

1.5mAにするために

抵抗を上げていったら、

24.8Ωにしたところで

1.5mAになりました。 

20230220213150.00.57-1.jpg

電圧出力のZCT二次の抵抗を当たってみると

約15Ωくらい。

20230220213152.01.44-1.jpg

謎メーカー品は

1Ω程度。

ここが電圧出力と

電流出力の違い?

 

特高の地絡方向継電器は

特高受変電設備の

フィーダーで使われる

地絡方向継電器は

ZCT二次の電流値で

管理値を取るものが

半々くらいありますが、

果たして電流値と抵抗の関係は

いったいどうなっているのか

さっぱりつかめませんでした。

 

高かったけれど

↓を購入しました。

規格書って肝心なことが

本文から見つけにくい。

ペン型絶縁接地抵抗計KEW 6041BTを購入

共立電気計器

ペン型絶縁接地抵抗計

KEW 6041BTを購入。

 

これを使えば

細かい分岐回路がたくさんあっても

棒を当てて

計器に目線を下げての

繰り返しが

いらなくなるので

時短になると思われます。

 

Amazonでの購入で

出荷前校正の追加発注は

できそうになかったので、

自社校正で校正証明書を

作っておきます。

20230220203816.57.39-1.jpg

絶縁抵抗および接地抵抗測定値の校正。

さすが最近のデジメガだけあって

印加してから

値が出るまでの速度は

早いです。

20230220203817.07.41-1.jpg

絶縁抵抗測定時の

印加電圧確認。

出力範囲は100~120%だそうで

画像は500Vレンジで

554Vでした。

20230220203818.22.24-1.jpg

AC,DC自動の電圧計があるので

それも確認。

画像はAC400V印加で

400.0V表示。

もちろん新品なので合格。

 

校正確度が

第1有効測定範囲 ±2%rdg±2dgtで

測定値によって小数点以下桁数が

3桁だったり2桁だったりするので、

20230220205312.52.14.jpg

最小桁数の±2dgtを

含めた基準範囲は

校正試験後

書類作成時に

改めて計算して

書式に入力しました。

購入後翌日、

Amazonでは在庫入れになってました。

流通が少ないのでしょうか?

秘密工場での試験業務準備

耐圧試験1日と

保護継電器試験2日

合計3日間の

試験業務があるので、

20230217124809.jpeg

機材準備して積み込みを行いました。

 

カメラ使用禁止の

現場で写真は撮れないので

試験内容は記事にしないと思います。

文章だけで伝える自信はないので。

 

お客様との会話で

「撮影は疑わしいからだめ、

ここは秘密工場だから」という

フレーズが出てきて

気に入ったので

題名に使いました。

実際は

怪しくはない工場です。

 

NFのコード類は↓に入れてます

試験中はイスとして、

まれに踏み台としても

使っています。

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LBS本体アースの離隔があやしい

月次点検中に

気になったこと。

20230217124806.jpeg

LBSのボディーアースですが、

右と比べて左の画像は

KIPにだいぶ寄っているように

見えました。

多分10月にやった

年次点検の清掃の際に

引っ掛けて曲がったのかなと

思います。

離隔距離が気になったので

角度を変えて見ると

20230217124807.jpeg

十分距離があり

問題ないようです。

 

紛らわしいので

次回年次点検でイジることとし

20230217124808.jpeg

忘れないように

メモ書きを

貼っておきました。

 

必ず身近に用意してあります↓

PF-S形キュービクル 年次点検作業でやったこと

早朝現場集合して

年次点検を実施。

ありきたりの

作業風景です。

20230214085618.44.03-1.jpg

PASのSOG試験。

リレー試験後と

PAS投入前後には

かならず

P1,P2の接続と

投入後電源ランプ点灯を確認。

20230214085617.45.55-1.jpg

土の地べたがない場所での

接地抵抗測定。

水でびしょびしょにしたウエスを

アスファルトではなく

コンクリートに乗せて

補助極を取っています。

前日雨降って

コンクリが濡れていたこともあり

測定値は上々。

ウエスには

水をいっぱい含むことができる

マイクロファイバータオルを

使用しています。

キュービクル内水拭き兼用です。

20230214085620.51.29-1.jpg

PCS(プライマリーカットアウト)内の

増し締め。

巻きつけてねじ止めの

テンションヒューズは特に

緩んでいる場合が

多いです。

20230214085616.48.10-1.jpg

高圧絶縁抵抗測定

および

高圧ケーブル劣化診断。

1号柱~キュービクル間に

ハンドホール2か所あり

ドライ環境であることを確認したので

劣化診断はG法で

5kV,10kV印加、異常なし。

ドライでない場合は

2度と10kVかける気がしません。

20230214085619.36.17-1.jpg

低圧絶縁抵抗測定。

両切りリモコンブレーカー負荷側や

分岐回路が数ある場合

やはり↓を使ってみたくなります。

値段が高いから

尻込みしていましたが、

意を決して

そろそろ買ってみようか。


 

パネル下の榊

太陽光発電所での

月次点検。

 

2月なので周りの草は

枯れていますが、

20230213181514.41.20.jpg

パネル下に

サカキがあちこち生えていました。

日の光はあまり当たらないのに

青々とした葉っぱが付いて

立派です。

20230213181515.41.31.jpg

これ以上伸びてくる前にと

切ってみました。

 

テレビで

太陽光パネルを高くして

下でサカキなどを育ててるのを

見たことがあります。

日陰で育てられそうだし、

雑地より農地のほうが

固定資産税が安いからですかね。

ドローンより高級

太陽光発電所の

月次点検。

雨でした。

20230213181513.40.38.jpg

ドローンでパネル点検、

なんてものは持っていないので

青色事業専従者(かみさん)に

パネルの巡視点検を

お願いすることがあります。

私が

キュービクルとパワコン点検中に

歩いてもらってます。

ほどよい距離を歩くので

いい運動になります。

 

所属協会の保険に

入れてはいますが

電気のプロではないので、

電線が落ちていたり

パネルが割れていたら

都度呼んでもらうだけとし

触らない、近寄らないを

徹底させています。

書籍購入と電気事業法

最近Twitterで見かけて、

現場経験値だけに

ほぼ頼って

仕事をしている私にとって

知識の補充に

ちょどよさげだと思い

購入しました。

20230217175608.43.58.jpg

オーム社

実務と電験3種をつなぐ

現場で役立つ

テブナン・キルヒホッフ

 

実務に沿った内容ですが

深すぎず重くない感じで

分かりやすい本です。

たとえば

電験3種の出題問題を

からめて書かれている

絶縁耐力試験についての

必要な容量や

リアクトルの選定など

現場試験に直結した内容で

実に現実的。

申し訳ないのですが

下記の部分は間違いかなと

気になってしまいました。

20230217175609.41.03.jpg

9ページの保安規定について

マーキングした

法第43条というところ。

これは

電気事業法第42条

だったはず。

なのでオーム社へ

正誤報告を行いました。

 

なぜ

気づいたかというと、

「なんで保安管理の契約が必要なの?」と

聞かれた時に

こういう法律だからですよと

スマートに説明できるように

下記のことだけは

暗記しているからです。

 

電気事業法

第39条 技術基準の維持義務

第42条 保安規程の制定、届出、厳守

第43条 主任技術者の選任

(自分の中では

サンキューニーサンと

している)

電気事業法施行規則

第52条第2項

保安管理業務外部委託による不選任

(じぶんたちのこと)

 

細かいところを

指摘して申し訳ありませんが、

法律の話なので間違えるわけには

いけないかなと出しゃばりました。

2023/02/22

正誤報告させていただいたオーム社から

返信がありました。

「ご指摘の通り
保安規程が書かれているのは42条で
43条は主任技術者についての記述でございます。
ご迷惑をおかけして申し訳ございません。
重版時に修正を反映し、
その際に併せて弊社ホームページに
正誤表を掲載致します。」

との事でした。

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